14年目の永遠の誓い


楽しげな空気の中、



「ってかさ、叶太くんは本当に料理できるの?」



今更ながらしーちゃんが聞くと、カナは驚くようなことを答えてくれた。



「できるって。オレ、今、料理修行中だし」



おおっとか、ええっと口々に驚きの声が出る。



わたしも思わず「え?」と小さな声をあげてしまった。そんな話、初耳だもの。

そして、カナが近寄ってきたと思った次の瞬間、突然背中からギュウッと抱きしめられた。



「カナ?」



見上げると、カナは得意げに爆弾発言。



「ハルの婿にふさわしい男になるべく、花婿修行の一環?」



その言葉に、わたしを除く全員が大歓声。



「さすが叶太くん! 根本的に発想が違うわ!」

「やだー、もうハルちゃん、愛されてるね~!」

「お前、ほんとブレないよな~」



あまりの騒ぎに、「なになに?」と聞きに来た隣の班の子に、みんなが口々にカナの発言を伝えて、

結局、気が付くとクラス中で大騒ぎになっていた。

何が起こったのか、事情徴収に来た先生までもが話を聞いて吹き出した。



カナの発言を言葉通りに受け取るような人は誰もいなかったけど、



わたしはその真意を知っている訳で……。

花婿修行でお料理って……。