すかさず、しーちゃんが
「よっ、叶太くん、カッコいい!」
とはやし立てる。
え? なに? なんで、いつの間にか男の料理?
こんな話は初耳で、わたしは普通にみんなで料理すると思っていた。
だから、ビックリして楽しげなカナをまじまじと見てしまった。
「広瀬くん、男前っ!」
と、今年も同じクラスのりっちゃんも楽しそうに手を叩いている。
何がどうなってるのか分からず混乱しつつも、
そもそも……カナ、料理なんかできるの?
なんて、どこかで冷静に考えていた。
長い付き合いだけど、カナがお料理する話なんて聞いたこともない。
わたしと同じ疑問を抱いた男の子がいたみたい。
潮野くんは、焦った声でカナに突っ込んだ。
「おい、叶太、男の料理ってなに!? 大体、お前料理できるのかよ」
「できるよ?」
カナは当然のように胸を張った。
「これくらい作れなきゃ、だろ?」
別の男の子がその言葉に反応。
「え!? ダメ!?」
「ダメなことないかも知れないけど、やっぱポイント低いよな?」
カナの言葉に、そうそう、お料理上手の男子って良いよね~と、りっちゃんはじめ、女子3人が力強く追い討ちをかけた。
「みんな知ってたの?」
と、こっそり、しーちゃんに聞くと、
「ううん、面白そうだから、乗ってみただけ~」
と満面の笑顔が返ってきた。



