14年目の永遠の誓い



委員決めが終わった後の休み時間、カナが聞いてきた。



「ハル、選択授業、何取る?」



無事、すべての委員が決まった後、選択授業の履修案内が配られた。

一週間後までに提出して、調整後、授業が始まる。
それまでは、新入生歓迎会とか、生徒総会とかの年度始めのイベントとか、後は学力テスト、その他、必修科目の授業なんかがある。



「もらったばっかりで、何にも決めてないよ?」



選択授業は地学、数学3、世界史、小論文みたいなお勉強系もあれば、ドイツ語、中国語、フランス語みたいな言語系もある。その他、食物とか被服の家庭科系、染色、弦楽器、華道、ゴルフ、柔道みたいな実技なんだか趣味なんだか、それとも部活!? そんな不思議な教科もたくさん並んでいた。

大学付属のエスカレーター高校ならではの選択科目は見ているだけでも、なかなか面白い。受験生並みの勉強もできるし、自らの見聞を広げる選択もできる。

ただし、成績に大きな問題がある生徒は、強制的に、数学強化とか英語強化みたいな授業の履修が決まるらしい。
幸い、そんな通知はなかったので、安心してこの一年、何を学ぼうか迷うことができる。

わたしが見ている選択科目一覧を一緒に覗き込みながら、カナはにこっと笑った。



「決めたら教えてね?」

「……なんで?」



なんだかイヤな予感がして聞いてみると、予想通りの答えが返ってきた。



「そりゃ、ハルと同じの取たいから」



悲しそうに「それ聞く?」と言われても困る。

授業って、そういうものじゃない気がするんだけど。



「じゃあ、わたしが被服とか取ったら、カナもそれ取るの?」

「取るよ」



明るく言われて絶句すると、カナが続けた。



「ところで被服ってなに?」