14年目の永遠の誓い



目が覚めると、自分の部屋の天井が目に入った。

倒れた後、自室のベッドに寝かされた。
何度か吐いた後、きっとまた入院だと思いながら、意識を失った。



……そっか、入院しなくて、良かったんだ。



それなら、新学期早々、お休みという事態は避けられるかも知れない。

まだ、一週間近い猶予がある。ゆっくり休めば調子も良くなるかも知れない。

黄昏時の日差しが、部屋を朱に染める。



あれから何時間寝ていたんだろう?



……熱い。喉が渇いた。



いつの間にか熱が出ていたみたいで、枕は氷枕に変わり、両脇にも冷却用の氷パックが挟まれていた。



「陽菜、目、覚めた? 水飲む?」



部屋にママがいた。

そうか。わたしのお誕生日だったから、今日はお休みだ。



「……ほし、い」



喉がからからで声がかれる。

酸素マスクが外され、



「はい。ゆっくりね」



と吸い飲みを口もとに差し出された。

ごくりごくりと水を飲むと、ようやく人心地ついた。



「……ありがとう」



そう言うと、ママは酸素マスクをまた着けてくれる。



「……ごめんね。今日、」

「疲れが出たのね。2月から、頑張って通学していたものね」



……疲れなの、かな?

それなら良いんだけど。