「え…」
いきなり、扇が大声でいうものだからクラスのみんなは驚いた。
「え、じゃない。その言い方はなに?ってきいてるの。」
「え、いや、ウルマス・サリアンに誘われたら断れないから、僕たちが助けようと」
男子は恐る恐る言う。
「私が断れない?あなたは私のなにを知ってるの?私の心でも読めるの?」
その問いに答えた者はクラス誰一人いなかった。
「私は最初から、レインたちの小隊に入れてもらうつもりだったから、君たちの誘いを断ったのだけど。
いつ、誰が断れないって言った?」
扇はそう言って男子たちを睨む。
睨まれた男子はひぃと怯える。それはクラスの生徒もだ。
「悪いけど私が小隊に入っても君たちは私に追い付けない。
追い付けるとしたら、このクラスだったらレインたちくらいよ?」
「そ…そんなこと!」
追い付けないと言われ腹をたてた男子が声を出す。
「あるよ。私は転校生、この学院出身じゃない。
世界にはもっとすごい人だっている。それを学院内だけで考えないほうがいいよ?」
その言葉にクラス中は沈黙する。



