「まー私も同じようなものだよ。」
扇は明るく言う。私も同じと。
「話がけっこうヅレたけど私になにかようかな?」
「あっそうやった、うちらの小隊に入らへんか?」
蜘夜はいつもより少し大きめで言った。
「ちょっ蜘夜!」
扇はこのクラスで転校生もあって人気者だ。
そんな人気者が嫌われているレインたちと話しているのだから、クラス中が耳をたてているわけだ。
もちろんさっきの言葉も聞こえている。
だがAクラスの生徒の表情は変わらない。今まで小隊に入らないかと誘ってもすべて断っているのだから、嫌われているレインたちも断ると思っていたのだ。
「今年は私たちも全国学校代表大会の小隊に出ようと思っていまして。
けど、見ての通りなので人数が足らないのでどうかなと。」
レインは丁寧に説明する。
「へー。楽しそうだね。いいよ!むしろレインたちの小隊に入れさせてよ!」
扇は考える素振りも見せずに即答した。



