「私がなにかな?」
いつのまにか扇は蜘夜の後ろにいた。
「ひひゃゃゃ!びっくりするやないか。扇はん」
「蜘夜の驚き顔いただきました。レインと神無月のもね。」
扇はレインたちの顔を見て楽しそうにしている。
(さすがグリムズの子供全く気配がありませんね。というか心臓に悪いです。)
レインは声には出さなかったが表情には出ていた。無表情の神無月でさえも表情が出ていた。
蜘夜は後ろから背中をさわられたのだから声も出る。そりゃそうだが、あわれにも思う。
「おい扇さんが ウルマス・サリアン(最強三神) のところにいるぞ。」
2年とくにこのAクラスでは、レイン達3人に関わらないようにしており、一部ではよくおもわれていない。
「ウルマス・サリアンねー。レインたち、嫌われものみたいなものだね。でも認めてるんだー。神なんてつけてるし。」
扇はニヤリとレインたちの気持ちも考えず言う。
「まぁ…高1年で各大隊の隊長になったんやし3年からは嫌われもや。心も折るやろうし」
蜘夜らしからぬ苦笑いをもらす。
「…その方が静かでいい。」
神無月はある意味で寂しい。
「………」
レインは沈黙。少しながら嫌な顔をしていた。



