才華龍学院 Ⅰ


「ルグアスはクーイ国にあった№1の貴族だったの。カーシャ国が滅びた後、影国とクーイ国の戦いが始まったわ。
現在はどの国よりも仲がいいけど、昔は互いに憎み合っていたのよ。」

燐たちは驚く。今のクーイ国と光国(影国)は親友と言っていいほど仲がいい。
両国の王族も1ヵ月に1回は食事会を開いているほどだ。

「クーイ国と影国の戦いに光国は手を出さなかったけど、それでも影国は小さい国でも強かった。そこで、立ちはだかったのがルグアスよ。クーイ国内では英雄の様な存在。
3回の内2回とも追い返したの。
3回目のときにある魔法を使って話し合おうと持ちかけたの。」

湖詠弥は指を立てて言った。

「ある魔法って幻術のこと?」

堺人は試合でみた、アーミャの幻術を思い出す。

「そう!蝶を使った幻術よ。みんなの危険がないように、蝶を使って呼び掛けた。
影国はそれに応じたの。それで、今にいたるわ。」

そこから、ルグアスの貴族は蝶使い、幻術使いとして有名になった。