「その大社の名前は鈴鐘大社。治癒(特に毒)や戦いで月島特殊部隊にも所属している人もいるの。社家は鈴鐘氏。燐ちゃんも鈴鐘氏の血を引いてるでしょう?」
湖詠弥は燐を見る。堺人、カイン、紅葉、柳は驚きの顔をしていた。
「はい。父は社家の者、母は元巫女です。」
燐は隠すことなく言った。
「鈴鐘大社の巫女は治癒を合わせた医療の魔法が得意だけど、特殊な力を持っているらしいんだけど…」
詳しいことまでは知らない湖詠弥は声が段々と小さくなっていき、燐の顔を見た。
それは、知ってる?と問いかけてもいた。
「…はい。確かに特殊な力はあります。しかし、その力は宗家の鈴鐘と分家の1つ鈴宮(すずみや)の巫女だけです。」
やはり、燐は知っていた。
「その特殊な力というのは?」
柳が問いかけるが、
「秘密。そこまでは言えない。」
そこから燐は何も答えなかった。
鈴鐘氏の一族内の極秘なのだ。
「そうか、すまない。」
そこで、シーンと静まったところで、湖詠弥が口を開く。
「じゃあ次はルグアスね。」



