才華龍学院 Ⅰ


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燐は1人だった。黒森都市に来たのは昨日のことで今日は2日目だ。

部屋は男女別れている。部屋は和風なので布団を3つ並べている状態。

朝早くに起きた燐はアーミャと紅葉を起こさないよう着替えて部屋を出て、今は月島家の堺人専用の庭にいる。

「…朝も暑い」

外はまだ日が出ていないため、少し暗い。
ベンチに座って身体を楽にする。

「あはよう。早いな燐」
「!!!!!…おはよう。」

いきなり堺人が声をかけてきたので驚いた燐はベンチから落ちそうになった。楽にしていたため、堺人にまったく気づかなかった。

「あっそれつけてくれたんだ」
「うん。せっかくだしね。」

燐は横髪に銀色のピンをつけて後ろは下ろしていた。

ピンは堺人が華龍都市の繁華街でくれた小包に入っていた。ピンのほかにくしと『これからよろしく。』と書かれた紙が一緒に入っていた。

「うん。やっぱり髪下ろした方が可愛いよ。」
「////あっ…ありがとう。」

堺人に言われるとなんだか嬉しくも恥ずかしくもなる燐。

(なんでだろう。すごく嬉しい!!こんなこと初めて。)

顔を赤くする燐だが堺人は気づいていない。丁度朝日が燐の顔を当てて赤く染めたから。

「さー!今日も始まるぞ!」

堺人は朝日を見ながら言った。