才華龍学院 Ⅰ


「私が隠していたのはグリムズの元住人者だったこと。」
「元?」

グリムズの住人なら分かるが元がつくのが分からなかった。つまり、夕凪のように任務で学院にいるのではないらしい。

「うん。…私とアーミャはグリムズの脱走者。で私は学院長が拾ってくれるまで光国の森に住んでた。」
「学院の近くの森だろ?そのことは学院長から聞いてる。けどあのグリムズから逃げれたのか?」

グリムズは一生外には出れないといわれている。

「脱走する者は容赦なく殺されるか重傷してグリムズに返されるかのどっちか。100人が一気に脱走をはかっても成功したものはいないんじゃあ…」

堺人の言う通りで、これまでグリムズは脱走者を出したことがないのだ。

「うん。私とアーミャはグリムズの初脱走者だよ。」
「国の警備隊とかが情報を聞きに来そうだけどな、脱走者がでたら。」
「たしかに来たね。でも私とアーミャは世界が見てみたいだけで、グリムズを裏切るつもりはさらさらなかった。」

燐とアーミャは警備隊にあってもすぐにまき、犯罪者たちの情報が集まればグリムズに報告をしていた。燐は才華龍学院にアーミャはローグレン魔法学院にそれぞれ在籍することになった。

「世界を見てみたい?」
「うん。グリムズの脱走者はこれが理由でグリムズの外に行きたかっただけ。」

グリムズの子供達は情報収集でよく、グリムズの外に出ていた。

グリムズの子供達は大きく分けて

情報収集をする班、
情報をたよりに標的を倒す暗殺する班、
暗殺するために居場所や情報を言う班

に分かれていて燐は主に暗殺する班に入っていたため、外の世界を見たことがあるが裏のみで表の世界も知りたいと脱走してきた。

「なるほどねー。ところで、標的って?」
「標的(ターゲット)は私達で言う暗殺の対象者のこと。」

グリムズの子供達は標的を殺すことを主な任務としている。

「そろそろ行かないとな。話してくれてありがとうまた、教えてくれないか?」
「うん。…また、学院からかえったらね」

燐と堺人は寮を出た。