「それより、話を続けてもらえないかね。」
学院長は教師たちの表情を気にもせずに扇を見た。
教師たちは暗殺者がいるのに全く気にしてない学院長を見てあきれたが学院が危険というのも気になる。
「そうですね。学院というよりこの国がですけどね」
「なんと…」
扇の言葉に教師は声をあげた。
「ここからは、私の弟子達に代わるわ。殺、蝶 よろしくね」
扇は弟子である、燐とアーミャを見た。
視線に気づき、扇の後ろから扇が立っていた場所に行った。
「はい。…私たちはこの学院に来てからも、犯罪者や危険な人物を調べていました。」
「荒川という薬師は知っていますね。」
授業でも出てきた有名な薬師だ。
「知っているもなにも君らが殺したのではないか。」
怒りのこもった声で言う教師。
「確かに私たちが殺しました。その荒川を調べたところ、ある犯罪グループに繋がっていました。」
犯罪グループの名はハーメルン。クーイ国と光国を中心に平民の斬殺、人身売買もおこなっている。
「荒川はハーメルンにある薬を渡しました。」
「それはなんの薬だ?」
教師は真剣な目で息をのむ。
そこで扉が開き夕凪が現れた。
「姫野!勝手に入ってはいけないだろ!」
姫野の担任の教師に言われるが夕凪は気にもせず、制服を脱いだ。左腕に 凪(なぎ) と刻まれていた。
「まっ…まさか君も」
「はい。私もグリムズの子供です。
カイア1 凪 です。」
学院にグリムズの子供が3人いたことを知った教師たちはまだいるのではと本気で心配し始めた。



