学院について学院長がいる、部屋に向かった。
コンコンとノックをするとすぐに
「はい。どうぞ。」
と帰ってきた。
「失礼します。」
女性を連れて学院長の部屋に入る。部屋の中には圭を含めた中等部、高等部の教師がそろっていた。教師たちはなぜ、集められたのか知らない。
「お久しぶりですね。風座真様。」
「そうじゃのう。」
女性と学院長は軽く挨拶をしたあと、学院長の指示で女性はローブを脱いだ。
下にはどこかの制服らしき服を着ていた。服はノースリーブで身軽を重視し手には手甲(布)をつけている。
だが何よりも教師と堺人たちが驚いたのはその女性の左腕に刻まれた文字だ。
「なっ…学院長こいつはグリムズの子供では」
教師全員が机から勢いよく立ち上がった。
「大丈夫じゃ、グリムズの子供達は任務以外人を殺さん。」
学院長が座れと言うものの油断は出来ず、圭は堺人たちをいつでも守れるよう態勢を整えた。
女性の左腕には 扇 と刻まれていた。
「みなさんが言った通り私はグリムズの子供コードネームはサーイン5 扇(おうぎ)です。」
グリムズでのコードネームは一文字でなく、生まれた地区とその年につけられる番号(番号は年によってバラバラなのでかならず1、2、3というようにはならない。)
そして、グリムズの子供達の名前ともいえる、一文字がある。
扇はサーイン地区生まれ、年の番号は5ということだ。
「グリムズからの情報で、学院の危険があると判断しまいりました。」
そのことばに教師たちは警戒が少しゆるくなる。



