才華龍学院 Ⅰ


燐たちもいったん寮に戻った。

「燐これから出かけるけど燐は行かないか?」
「…………………………人が多くないなら」
「すごい間があったね。」

燐は人が多い所は大の苦手である。

「僕もそんなに人が多い所は苦手なんだけどね。」

堺人も燐と同じであった。

「初等部のときは授業以外で学院でたのは何回?」
「…えーと…年に3回かな」
「やっぱり少ないね。アーミャの言う通りだな。」

そこで、燐は出かけようといったのはアーミャであると予測できた。

「学院の下のほうにある繁華街に行くんだ。」
「…そこ人多くない?」
「確かにな。けど僕達がいるし。」

燐は長いこと考え

「…1人に…ならないのなら…いいよ。」

しぶしぶだが繁華街へ行くことを決めた。

「長期間の休みじゃないから、制服で行くけどね。」

学院では私服を着ていいのは、長期間の休みだけで2日しかない休日は制服で外に出ることになっている。