才華龍学院 Ⅰ


「はやく終わって良かった。」

燐は機嫌がいい。自分の試合がすぐに終わったのだから嬉しいに決まっている。(表情は無表情のままで変わらない。)

「相手が大剣で小刀2本でよく、受け流せたな。」

そもそも、大剣を小刀2本で受けても、そこで普通は折れる。

「少しだけ、小刀に強化魔法をかけた。あとはタイミングだけ。」

当たり前のように言うのだから少し怖い。

「本当に不意討ちが好きだねー燐は」
「得意なだけで真正面からでもいける。」

燐が狙っていた煙はもとはといえばアーミャの幻術をイメージした目眩ましだ。

「煙とかがもしでたら、それを利用して倒したいと思う。だから、堺人もそれを狙ってほしい。多分すぐに倒れる。」昨日そう言った燐を信じて堺人は言われた通り実行した。

そうしたら、相手は簡単に倒れた。信じて良かったと思ったのだろう。

「燐はやっぱりすごいな。」

堺人はそう言って燐の頭をなでる。
急にそんなことをされるので燐はあたふたしていたが、そこも可愛いなと堺人は思った。

夕凪も、大丈夫そうと思ったようで、おめでとうだけを言って自分の学年に帰っていった。

実技は教師、高等部の生徒会の判定で、
100点が最大 30点が最小 でその間の点数で決まる。

こうして、2日目の定期テストは終わった。