才華龍学院 Ⅰ


3年生の試合は1年生よりも迫力がある。

「さすが3年生だな。」
「そうだね。」

試合を興味深そうに見る2人。

「楽しそうー」

1人だけ、試合をみて『まざりたい』だなんて考えているアーミャは目を光らせて

「うちもまz」
「まざりたいって言わないよね?」

アーミャの行動を阻止する燐。燐はため息をつきながら、また試合を見る。

「燐は心を読むのが得意に思えるな。」
「確かにね」

燐に聞こえないように言うカインとアーミャであった。

~・~・~・~

試合が終え開場を出た。そこに…

「燐ちゃん 久しぶりね。」

そこに、3年生の少女がいた。さきほど燐達が見ていた試合をしていた1人。緑色の制服を着ている。

彼女は 姫野 夕凪 (ひめの ゆうなぎ)
今もグリムズの住人であるが訳あって才華龍学院に在学している。

「こんにちは。夕凪さん」
「今年から中等部だね。友達はつくったの?」
「友達というか…なんというか」

燐は困った表情をしていた。
二人一組でパートナーである堺人
アーミャのパートナーであるカインではなんとも言えない。(アーミャは別として)

「あれ?夕凪さん!!」
「アーミャちゃん!!久しぶりだねー。アーミャちゃんもこっちに来てたんだー。」
「はい!」

飲み物を取ってきて、帰ってくると夕凪がいてアーミャは満面の笑みこぼす。

燐とアーミャにとって夕凪はグリムズの時の姉的存在であった。