才華龍学院 Ⅰ


それから、カイン達の自己紹介が終わった。

「疲れているじゃろ。今日はこれで終わるかのう。
部屋は百合咲(ゆりさき)が案内する。」

百合咲と呼ばれた風座真の専属執事が一礼する。

「それでは、行きましょう。」

書斎室を出て広い屋敷を歩く。

「こちらの部屋からあちらの部屋までを好きにお使いください。

堺人様と燐様は1つ上の部屋にございます。

それでは。」

百合咲はまた一礼し、書斎室に戻る。

「それじゃあ、どうするかなぁ
とりあえず、陽達はこの部屋ね。」

扇は1番端にある部屋を指差す。

「私と凪はここを使うから、あとは好きにどうぞ~

10分後、下の庭に集合ね」

「「「はい!」」」

扇は陰達にそう言ってさっさと部屋に入った。

扇が部屋に入ってから陰達も部屋に入る。

「じゃ、うちらはここ使うでぇ~」

蜘夜、レイン、神無月も部屋を決めて入る。
残った部屋は2つだったため、男女で別れて部屋を使うことにした。

~・~・~・~

「ベット2つしかないよ……」

陰、陽、楓、薬は2つのベットを凝視しながらある考えが浮かび上がった。

((扇さん(隊長、姐さん)仕組んだな))

扇は以外にもいたずら好きで、こういうことはよくある。

実質、アーミャと紅葉が使うことにした部屋にはベットが4つある。

「やられたなー」

陽は苦笑いをしながら どうする? と聞く。

「どうするも何も片方は私と楓が使うよ」

陰はため息をつきながらいつもより無表情でいう。

「ごめん陰。だから怖い顔はやめて~」

陽は手を合わせて謝る。
陰は プイッ とそっぽを向く。

「ほら!イチャイチャしないで、行くよ」

薬はドアを開けて楓と一緒に出ていく。
そこで、陰と陽は思う。

「人のこと言えないくせにな!」
「……ね…」

陰と陽も庭に行くべく、部屋を出る。

「あっ……」

部屋を出ると、蜘夜達ウルマス・アリアンとカイン達がいた。