それから、カイン達の自己紹介が終わった。
「疲れているじゃろ。今日はこれで終わるかのう。
部屋は百合咲(ゆりさき)が案内する。」
百合咲と呼ばれた風座真の専属執事が一礼する。
「それでは、行きましょう。」
書斎室を出て広い屋敷を歩く。
「こちらの部屋からあちらの部屋までを好きにお使いください。
堺人様と燐様は1つ上の部屋にございます。
それでは。」
百合咲はまた一礼し、書斎室に戻る。
「それじゃあ、どうするかなぁ
とりあえず、陽達はこの部屋ね。」
扇は1番端にある部屋を指差す。
「私と凪はここを使うから、あとは好きにどうぞ~
10分後、下の庭に集合ね」
「「「はい!」」」
扇は陰達にそう言ってさっさと部屋に入った。
扇が部屋に入ってから陰達も部屋に入る。
「じゃ、うちらはここ使うでぇ~」
蜘夜、レイン、神無月も部屋を決めて入る。
残った部屋は2つだったため、男女で別れて部屋を使うことにした。
~・~・~・~
「ベット2つしかないよ……」
陰、陽、楓、薬は2つのベットを凝視しながらある考えが浮かび上がった。
((扇さん(隊長、姐さん)仕組んだな))
扇は以外にもいたずら好きで、こういうことはよくある。
実質、アーミャと紅葉が使うことにした部屋にはベットが4つある。
「やられたなー」
陽は苦笑いをしながら どうする? と聞く。
「どうするも何も片方は私と楓が使うよ」
陰はため息をつきながらいつもより無表情でいう。
「ごめん陰。だから怖い顔はやめて~」
陽は手を合わせて謝る。
陰は プイッ とそっぽを向く。
「ほら!イチャイチャしないで、行くよ」
薬はドアを開けて楓と一緒に出ていく。
そこで、陰と陽は思う。
「人のこと言えないくせにな!」
「……ね…」
陰と陽も庭に行くべく、部屋を出る。
「あっ……」
部屋を出ると、蜘夜達ウルマス・アリアンとカイン達がいた。



