才華龍学院 Ⅰ


コン コン

風座真の書斎室のドアをノックすると中から はい と風座真の声がかえってきた。

「失礼します。」

扇はドアを開ける。
中では、
書斎椅子に座る風座真
書斎机の前にある右側のソファーに蜘夜、レイン、神無月が座っていた。

カインと楓、柳、扇はもう片方にあるソファーに座り、凪と陰たちは扇の後ろに立っていた。

「燐と堺人の様態はどうだね?」

風座真はまず2人の様子を聞いた。
それに答えたのは凪だった。

「燐は目を覚ましました。今は寝かせています。
堺人はまだ眠ったままです。ダーインスレイヴの闇の力の影響が強かったのでしょう。」
「そうか……命に別状はないのだな?」

風座真の問いに凪は頷いた。

「そうか。では君の部下を紹介してくれないかの?」

そう言われ、蜘夜やカインたちは扇の後ろにいる5人を見る。

「はい……まず、私たちはグリムズの小隊の1つ…扇部隊(小隊)は燐達が6歳の時に結成されました。

グリムズでは、犯罪グループとの戦いで最初に出動するのが私達です。

つまり、最前線の部隊ですね。」

そこで一旦きると、アーミャを除いた4人は風座真の正面になるドアの前に1列で並ぶ。

「右から、 サーイン 7 陽
      カイア 7 陰

この2人は天照と月読の申し子です。

      アルス 7 楓
      アルス 7 薬

この2人はグリムズ以外で生まれた孤児です。

全員、階級は燐とアーミャと同じ少将。」

自分のコードネームが呼ばれると一礼する。
風座真は フム と頷き、楓を見た。

「楓じゃったか…そのバイザーをとってもらえるかね?」
「……はい。」

楓は きた と思いつつバイザーをゆっくりと取る。

赤茶色の三編みのおさげに黄色の瞳をしている。

「えっ……紅葉?」