紅葉は、もうダメと思い目をつむる。
すると、何処からか声がした。
「寒風氷雪(かんぷうひょうせつ)、熱風暑焼」
紅葉が得意とする風魔法で、魔法と、残りの分身ダーインスレイヴを消す。
「ナイス!楓!」
アーミャは一安心しながら グッ と親指を立てる。
風の神級魔法たった2つで、闇魔法と多数の分身ダーインスレイヴを一瞬にして消したことに驚く堺人たち。
「まったく。油断しすぎてはないのですか?」
楓はため息をつきつつ、アーミャに言う。
そこで、堺人、カイン、特に紅葉と柳は驚く。
口調と声音が紅葉に似ているのだ。
楓はバイザーで目元が隠れてるが、赤茶色の三つ編みのおさげで、
服は、扇が着ていたグリムズの制服でリボンは白色。
「遅くなってごめん大丈夫?」
そこに、深緑色の髪に藍色の瞳をした薬がアーミャのそばに着地し、アーミャに治癒魔法をかける。
薬も半袖にベストのようなグリムズの制服を着ており、ネクタイの色は白。
「大丈夫!ありがと 薬」
アーミャの傷が癒えたところで、丁度、陰と陽が到着。
「ふぅ、やっと着いた。」
「…………」
陰と陽も楓と薬と同じグリムズの制服を着ておりリボン、ネクタイの色は赤色。
「やっと着いた。あら、間に合ったようね」
すると、扇達が到着した。
蜘夜とレインは陰たちを見るや一歩下がる。
「うわっ!グリムズ増えとるやんか」
「この子達が扇の弟子達ですか。」
神無月はなにも言わないが考えは蜘夜とレインと同じだろう。
「こんにちは、扇隊長。」
薬はクスッと笑いながら、扇に敬礼する。
薬に続き、楓、陰、陽の順に敬礼し始める。
「やっほー久しぶりね。楓はバイザー取らないの?」
扇はニヤニヤしながら楓に言うと、
楓は、ムスッ として低めの声で言った。
「今は取りたくありません。扇隊長は知ってますよね?」
「はいはい。分かってるって」
扇はまたニヤニヤする。
楓は はあぁ と長めのため息をついてダーインスレイヴの方を見た。
「それより、こちらを優先したほうがいいかと思うのですが…」
ダーインスレイヴは、ただ見ていただけではない。
アーミャ達が話している中、ずっと魔力をためていた。
「みたいだね。さっさと封印しますか。」
陽は頷いて契約武器を召喚する。



