才華龍学院 Ⅰ


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「こんなところかしらね。」

ダーインスレイヴが語り終わった頃にはすでに敵は全員倒れていた。

「燐が暴走した後は……どうなったんですか?」

堺人はダーインスレイヴを真剣な眼差しで見た。

「……その後はアーミャと他、4人で封印の魔法をかけてひとまず収まったわ……ただ、燐の両親が深手を追ったのだけど……」

ダーインスレイヴは今にも涙をこぼしそうな表情をしている。

「そうだったんですか……」

堺人は何も言えなくなり、ただその場はシーンと静まりかえっていた。

「……他のところも終わったようね」

ダーインスレイヴは感知能力で、他のメンバーの生命確認をし、ログハウスに戻る。

その後ろは、悲しみの負のオーラをまとっていた。



ログハウスに戻るとすでに、他のメンバーがいた。

「とりあえず落ち着いたね。さて……後は…」

扇はダーインスレイヴを見る。
その目は困ったような表情だ。

後は、ダーインスレイヴが燐の中に戻るときだ。

新月の終わりが近づくにつれ、契約武器は主の中へと帰っていく。

だが、ダーインスレイヴはそれを拒む。
それは、ダーインスレイヴ自身は中に帰りたいと思っていても、呪いがそれを許さない。

もっと新鮮な血を蓄えたい浴びたいと言うのだ。

その拒みが燐に大きな負担になる。
制御できずに最終的に乗っ取られるか主もろとも消滅するかだ。

だが、燐はこれでも魔力や魔法の制御は一流だ消滅することはない。

そうなると、乗っ取りとなる。

今の状況、燐はダーインスレイヴと意識がかわっているが、ダーインスレイヴの意識もなくなり、呪い……つまり、破壊しかしない機械へと変わってしまうのだ。

そうなると、呪いが解けるまで止まることはない。

「……神子ちゃんたちは?」

ダーインスレイヴもそのことを気にしていたらしく、扇にとう。

「……間に合うかどうか…まだ分からない」

扇は首を横にふり、顔をしかめる。
タイムリミットまで、後1時間。

扇たちは苦い顔をするが、グリムズメンバー以外は何が何やら分からない。

とりあえず とダーインスレイヴが声を上げる。

「アーミャは私の見張り、神子ちゃんたちが来るまではアーミャが監視した方がいいわ。」

アーミャは 確かに と頷く。
ここにいるメンバーで、唯一封印の方法を知るアーミャが監視にいるのは最適だ。

「あとは……!誰か来る!」

ダーインスレイヴは驚きの声を上げて、闇魔法を玄関へと放つ。

「見つけた……」

煙から1人の少女が出てきた。