「「大事な話し?」」
燐とアーミャは互いに顔を見て、首を傾げる。
『そう。私と殺のことでね。』
ダーインスレイヴは言いにくそうに顔をしかめる。
『殺は鈴鐘家の子供であり巫女である。これは言うまでもなく分かるわね?』
燐とアーミャは頷く。
『私が世界では恐れられている呪いの刀であり、殺が初の契約者……これも分かるわね?』
またも2人は頷く。
『鈴鐘の巫女はある儀式…と言うより 解放の日 というものがあるの。
それは、新月の夜で、4年に1回その日だけ契約武器にこの身を捧げるの。』
「ささげる?」
アーミャは首を傾げながらちらっと燐を見る。
『そうよ。その能力解放の日は契約者が新月の日だけ契約武器に身体を渡すの……つまり憑依すると言うことね。』
2人は フムフム と理解したようで頷いた。
『そして、ここからが本題。
新月の日に私が表に出るわけだけど、そうなったらどうなると思う?』
ダーインスレイヴは真剣な眼差しで問う。
「あっ…世界最強とも言われるダーインスレイヴに殺が耐えられるか……てこと?」
先に気づいたのはアーミャであった。
それに1歩遅れて燐が気付き、不安げな眼差しでダーインスレイヴを見た。
『正解。ましてや私は闇属性。しかも、呪いを持つもの。殺の才能は私も知ってるわ。
だけど、それでも私に耐えられるかどうかは……
多分、暴走は確実に起こるわ。』
ダーインスレイヴの言葉に燐とアーミャは絶句する。
可能性としてはありえるのだが、まだ幼い2人からすれば思いもしなかったことだろう。
「じゃあ、私は……」
これから先がますます不安になってきた燐はダーインスレイヴに詰め寄る。
『燐が4歳のときは優と淳志の契約武器でなんとか抑えたわ。
けど、次はそうはいかないわ。優と淳志だけではもう、暴走は止まらない。
蝶、それでも殺と仲良くできる?』
ダーインスレイヴはいちかばちかアーミャに聞いてみた。
だが、アーミャの表情はいつもと変わらず笑顔であった。
「当たり前じゃない!!うちは殺に助けてもらった。
だから、次はうちが助ける番だよー」
その言葉にダーインスレイヴはほっとし、燐は微笑んでいた。
『じゃあ、蝶に暴走の止める方法を教えるは。
これは、最低5人は必要になるからその時は蝶がこれをあと4人に教えること。』
いいわね? と言うと蝶は真剣な表情で頷いた。
その後は、アーミャに暴走を止める方法を教えた。



