『ついたわよ。今日はここで稽古するわ』
ついたのは、街から離れた場所。
周りは森に囲まれ、中央には大きな池があった。
「こんなところまで来てどうするの?」
燐は疑問を感じていた。
『今日は私を止める稽古よ。』
ダーインスレイヴから発した言葉はそれだけであった。
つまり、燐とアーミャでダーインスレイヴと戦えということだ。
「えっ…でもダーインスレイヴは1度鞘から抜けると生き血を浴びないといけないんだよね?大丈夫なのー?」
アーミャは対戦は好きだが、命に関わるとこになると好戦的にはなれない。
『大丈夫よ。私自身が使えばね。』
そういって、自分でもあるダーインスレイヴ(剣)を手に取る。
「……これってありなの?」
燐はダーインスレイヴを見てアーミャに問う。
「あり……なんじゃなーい?」
アーミャも驚いており、なんとも言えない。
『まぁまぁ、殺は双可、蝶はカインの巫杖を使うこと。魔法もありよ』
2人は頷きそれぞれ、契約武器を召喚する。
『それじゃあ、開始!』
ダーインスレイヴの声とともに殺と蝶が動いた。
~・~・~・~・~
「はぁ…はぁ……はっ!」
燐は息をあげながら双可でダーインスレイヴに攻撃するが、軽々と避けられる。
先程からずっとこの調子だ。
「カインの縛り」
アーミャはカインの巫杖をふるう。
『ッ!』
すると、ダーインスレイヴの動きが止まった。
「やっ!」
その隙をねらって燐はまた攻撃を仕掛けるが……
『おっと、油断したわ』
カインの縛りをなんなく解いてまたよける。
「あーもう無理ー」
アーミャは疲れきってその場に倒れる。
『こんなんじゃ、私は倒せないわよ』
ダーインスレイヴはニコニコと笑顔で言うが。
最強がつく契約武器にどう対抗すればよいのか正直分からない2人は顔を見合わせる。
蝶『幻術とかでいけるかな?』
殺『それだけだったらすぐ破られると思うよ』
蝶『だよねー』
燐とアーミャは目と目で会話しながら、考える。
「あっ!じゃあ、アレはどうかなー?」
アーミャは勢いよく起き上がる。
「あー……」
燐もアーミャが言っている アレ が何か分かったらしく いけるかも と相槌をうつ。
「よしっ!」
アーミャは気合いを入れてダーインスレイヴに向き直る。
『何かいい策でもあるのかしら?』
ダーインスレイヴは楽しそうに首をかしげた。



