「あーやめ!遊びにきたよーん」
蝶ことアーミャは学校帰りにそのまま燐の家に来ていた。
燐とアーミャは5歳になり、(その時にはすでにアーミャと仲がよかった)グリムズ第一学校に入学した。
グリムズ第一学校は6年制だが、実質は7年生もいる。
7年生は普通の世界の学校では習わないことを学ぶため、半年だけとなる。
そのため、卒業は夏に行われる。
そこで出会った4人の友人と仲良く学校生活に慣れていた。
だが、数日してから燐とアーミャ、4人の友人は魔力、魔法、学力がズバ抜けており飛び級で7年生の仲間入りした。
『お帰りなさい殺。こんにちは蝶』
ダーインスレイヴは神社とはつり合わない洋服のワンピースを着ている。
「ただいま。ダーイン今日も剣の稽古お願い。」
「こんにちは~!うちも稽古したいでーす」
燐とアーミャはダーインのそばまで行ってお願いする。
『蝶は俺が相手しよう。相性的に色々と教えてあげられる。』
と、鍵月はお茶が入ったおぼんを持ってきた。
アーミャはカインの巫だ。
燐と同じ神級の契約武器を持っている。
が、まだ契約を解除していないため、水属性の最上級の契約武器…ウルレンを使っている。
「はーい!よろしくね、鍵月!」
アーミャはニコニコしながら手をあげる。
「じゃあ、6時に対戦ね!殺!」
アーミャはニヤーと笑う。
それをダーインスレイヴは見て、少し悩んでいた。
燐が8歳になると、満月がくる。
ダーインスレイヴが暴走してももう、止められる者はいなくなるかもしれない。
もっとも近くにいるアーミャ、そして4人の友人たちは巻き込まれる可能性が高い。
無傷では済まさない。それだけは言える。
ここで、引き離すか、離さないか……
いつも、その事を思っていた。



