「えっ!ダーイン?」
扇は驚きつい声をあげてしまった。
いきなり声をあげるため堺人たちは驚き扇を見る。
『そんなに驚かなくてもいいじゃない。』
ダーインスレイヴは少し悲しげな声で言う。
「ごめんごめん。」
扇は苦笑しながら謝り、どうしたの? ときく。
『ここは、私と殺でやるわ。』
ダーインスレイヴはさっきより少し低いトーンで言った。
「……そうね…分かった許可するよ。くれぐれも私たちは斬らないでよ?」
扇はダーインスレイヴに言ったが顔は燐を見ていた。
『ありがとう扇ちゃん』
そういうと、扇の頭の中からダーインスレイヴの声はなくなった。
そして、燐は見開いていた。
ダーインスレイヴを解放することに驚いていたのだ。
そして覚悟を決めたようで燐は立ち上がって敵がいる場所に降りた。
「えっ、燐?」
堺人たちは当然驚き、向かおうとするが扇に止められる。
「行っちゃだめだよー」
「なんでや?」
それに答えたのは蜘夜であった。
その反応は当然である。
「これから魔獣を燐が1人で片付けてるからよ。下に降りたら一緒に殺されるよ?」
扇は軽い声音で言った。
「燐が俺たちを斬るというのか?」
普通、味方を斬るなんておかしいと言える。
それは、扇、アーミャ、夕凪以外はそう思っていた。
「あのね、なんで燐に近づくなって言ったと思ってんの?」
扇は呆れた顔でカインたちを見た。
「今日は能力解放の日でね。契約武器で誰も契約したことのない武器を燐はもってるの。」
そこで、扇はダーインスレイヴについて話し出した。
「ダーインスレイヴって知ってる?」
「ダーインスレイヴと言えば禁魔級の最強にして呪いの契約武器ですよね。
今まで契約に成功した者はいないという……」
紅葉が考えることなく言った。
「そう。ダーインスレイヴを作った者の呪いを与えられた哀れな武器……そのダーインスレイヴと契約しているのが燐なの。」
「「えっ……」」
一瞬にして、扇、アーミャ、夕凪以外は驚きすぎてフリーズした。



