翌朝。
『見つけた、ここから1㎞先にいる。』
燐たちは、朝早くから洞窟を出て扇たちを探していた。
「よし、ウルマス・サリアンは俺たちでやるから、扇さんと夕凪さんは燐とアーミャに任せる。」
『『了解!』』
各自、行動し始めた。
「ファントム フォーレスト」
アーミャが幻術をかけ、ウルマス・サリアンと扇、夕凪に分けようとしたが、
「来た来た! 幻術消去、鎌鼬!」
扇によって、塞がれた。
アーミャは ちっ と舌打ちをしながらも扇は燐にまかせて、夕凪に向けて攻撃を開始した。
「いや~扇はんがおってよかったわぁ」
蜘夜が冷や汗を流しながら言った。
蜘夜、レイン、神無月はアーミャが使った幻術に全く気づかなかったからだ。
気づいたのは、扇だけ。さすが師匠といったところだ。
「顕現せよ、大蛇の姿をせし、清き水の霊よ、
蛟(みずち) 」
アーミャは夕凪を相手に蛟を選んだ。
対して夕凪も、契約武器を召喚しようとしていた。
「静かなる魔力をもつ杖よ、
目立つことなく静かに事を済ませ
済静止のリーラ (さいせいし) 」
夕凪は禁級の契約武器を召喚した。
自分の身長ほどの杖で透き通った蒼色をしている。
「久しぶりに1対1ですね、夕凪さん。」
「そうね。アーミャに勝てる自信ないけど」
アーミャと夕凪は微かに笑みが見てとれる。
2人とも楽しみにしていたのだ何年も会っていないうちにどれだけ強くなったのか。



