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「誰かいる。……えっ!」
朱珠は周りを見ていると、洞窟のあった場所ではなかった。
どこも同じような木がたくさんある。
ここは樹海だ。
「空杏、離れないでね」
「………………」
だが、空杏からの返事は返ってこなかった。
朱珠は バッ と後ろを見ると誰もいなかった。
「っ!」
急に後ろから鋭い痛みがあったが、それに気づくのはもう遅かった。
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朱珠たちは辺りをキョロキョロしていたが堺人たちは気にせず攻撃をした。
相手は気づくことなく倒れた。
一部からは 由瀾? 胡桃どこだ! などの声もあった。
堺人たちは訳もわからなく、アーミャにとう。
「あれは一体どうなってんだ?」
「あぁー、これは 幻術・八景幻心って言うんだけど。」
アーミャは人差し指を ピン と立てて説明し始めた。
幻術・八景幻心は8つの景色を個人に見せる幻術である。
景色はその場所によって変わるがここの場合自然がテーマになっているため樹海や林などの景色が8つ選ばれる。
それが個人個人違うため、幻術にかかった者はその景色に1人しかいないように見える。
(だが、実際は幻術を見ているだけで近くに仲間はいる。)
「というわけだよ~」
アーミャは ニコニコ しながら自慢する。
「なるほど。すごいな、だがその幻術を抜け出せれるのか?」
柳は疑問をアーミャにとう。
それは、燐以外が思うことだ。
「そりゃあるよー。人によるけど、1番抜けやすいのは自分の身体を傷つけることかな~
例えば、舌を噛むとか」
以外にも簡単にできそうと思えるが幻術を使うものは少ないため抜け出す方法も知らない場合がほとんどで、
幻術の中には金縛りのようなことで動けない場合もある。
そもそも、簡単に抜けないよう作られている。
「それより、あとは師匠たちだけ。」
燐は契約武器をしまい堺人たちに言った。
「ああ。まずは見つけないとさきが始まらないな。」
その後は、また偵察に行く組と拠点に残る組に別れて扇たちを探したが見つかることはなかった。



