『標的の小隊は真っ直ぐこっちに来てる。予定通り私たちは隠れながら奇襲をするよ~』
通信機から聞こえるアーミャの声はとても楽しそうに聞こえるがいつもよりは落ち着いている。
「……!、魔力を感知した。有沢姉妹はそのまま真っ直ぐ来てるけど、暁兄妹は右に、双月の双子は左に回って来てる。」
『この場所がばれたのか?』
カインはA-776小隊の動きを聞いて疑問に思った。
「多分、それはない。でもここは拠点にはいいから敵もいるかもしれないからだと思う。」
燐の言葉にカインは納得した。
燐とアーミャは木々にまみれて(隠れて)朱珠たちを待つ。
(来た……どういくかな……)
燐が考えているとアーミャが合図をしていることに気がついた。
【私がやるから、その後よろしく~!】
(了解)
燐は頷いて朱珠たちがいる方向を見た。
「舞え幻蝶あげは!」
アーミャは幻術の魔法を使った。
「これは……あのときと同じ……」
朱珠は周りを見てそう思った。
アーミャが定期テストで見せたためだろうか朱珠たちは以外と落ち着いていた。
(1度見せた幻術は解けやすいし、警戒もされやすい。けど)
アーミャは1度 クスッ と笑いもう1つの魔法を放った。
「幻術・八景幻心 (はっけいげんしん) 」
(燐、今だよ~)
アーミャは心のなかで燐を見る。
燐は分かっていると言わんばかりに天羽々斬りを召喚して、朱珠に向けて飛び出した。
『これなら、いけるかも!みんなは双月の双子と暁兄妹をよろしくね~』
アーミャに言われると堺人たちも直ちに行動した。
「きゃ!」
由瀾の悲鳴でそれぞれが警戒し始めた。



