『こちら燐。相手の位置を確認。これより、位置を頭に直接流す。』
事務的な口調になっているときの燐はかなり集中している。
すると、いきなり相手がどこにいるか、なにをしているか、なにを持っているかが分かった。
柾たちが動きだした。
『中衛を狙ってるみたいだよ~』
しかし、柾らはまだ燐とアーミャの場所まで来ていない。
これは、アーミャの読みだ。
そして、その読みはよく当たるらしい。
「もし、そうだったら僕と紅葉は気づいてないフリをして相手を引き寄せる。」
堺人は近くにいる紅葉の方向をみた。すると頭のなかに紅葉の姿が写し出された。
どうやら、仲間も見えるらしい。
紅葉がうなずくのを見て、また言い出した。
「その間に、燐とアーミャは気づかれないよう相手の後ろについて。柳は僕を中心に壁をカインは上空に火の網を作ってくれ」
『『『了解!』』』
それぞれ頷き、行動を開始した。
柾たちが燐とアーミャの間をすり抜けたのを確認した。
燐『こちら、燐とアーミャ』
ア『10秒後に尾行を開始するよ~』
それを聞いて周りを見渡す(可憐の能力で)。
『尾行、開始。』
燐がそう言うと、柳は土属性で壁を、カインは火属性で網を作る。
完全に鳥かごだ。
もうここから逃げ出すことはできない。
(来た!)
相手の魔法を確認して スラッ ときれいによける。
それと同時に燐とアーミャが片付けた。
だが、急に出てくるものだから堺人も一瞬 ゾクッ と寒気を感じたことは誰にも言えないことだ。



