「本当にさくっとおわりましたね……」
燐たちはその後、一言もしゃべらず寮まで向かった。
そして、燐の部屋での第一声がこれだった。
「ほんとだな。まさか、あんな手があるとは」
カインも驚いていた。
燐とアーミャの力は恐ろしいほどさきがよめない。
「まだ、容易いほうだよ。これぐらいわね~」
アーミャは伸びをしながら軽い声でいった。
燐もアーミャも今のところ本気という本気は出していない。
「さすがだな……それで、燐のあの技はなんなんだ?」
柳は鋭い視線で燐を見た。その目は睨んでいるとも見えた。
「……はぁ、分かった話すよ。これは双可の片方、可憐の能力。」
そこで、一旦言葉を切り可憐を呼んだ。
召喚した、ではなく、呼んだ、だ。
「可憐……」
『はい。殺姉さん』
燐が言うと1人の少女が現れた。可鈴と同じ背丈だが、雰囲気が全く違う。
可憐は、
前髪ぱっつんにフワッとした長い髪。
瞳の色はピンク色。
服は膝まである真っ白のローブにピンクの2つのボタン、なにを描いているのかわからないピンクの模様がある。
ローブの下は可鈴と同じで色がピンクのワンピースをきている。
真っ白のブーツで紐はピンク色。
左手には鎖のような物がつけられており、それは、可鈴と同じもであった。
可憐は具現化したとすぐに燐の後ろに隠れてしまった。
「可憐。大丈夫だよ、この人達は私の仲間だから」
燐は可憐の頭を撫でる。
『……殺姉さんがそういうのなら』
そう言って可憐は燐の前に出てきた。
「かっ……可愛いです」
紅葉は可憐を見てほっぺたに手をそえてニヤニヤする。
「可憐の能力(魔法)は鏡……例えばさっきの試合で使ったように鏡に写った魔法をその威力、大きさ、スピードをコピーしたように現せれる。
だけど、コピーしたものは全て、偽物(レプリカ)でなく、本物(オリジナル)なんだけどね」
燐はたんたんと説明する。
「なるほどな。だから、増えたのか。」
だが、鏡に写ったオリジナルをコピーしてオリジナルを出すというものは禁級の契約武器だからこそできることである。



