「よー!堺人ーってあれ?女子たちは?」
カインは堺人と燐の部屋に行ってみると堺人と柳しかいなかった。
「女子は仲良く温泉に行ってるよ。」
才華龍学院には生徒専用の温泉があり、寮の隣にある。
もちろん、学院の中には のぞき なんかする者もいそうだか結界で周辺を囲っているので安心だ。
「へー。まぁそれなら今話しとくか。」
カインは腕を頭の後ろにして、ソファーに座る。
「なんだ?」
柳は興味津々でカインを見た。
「グリムズのことだ。お前らはどうすんだ?ハーメルンとの戦いのあと……」
ハーメルンとの戦いで勝てたとしても光国や
クーイ国がグリムズの子供をとらえようとするだろう。
そのとき、堺人や柳はどうするのか、守るのか、見捨てるのか…
カインはそのことを言っているのだ。
堺人はカインを見て、考えだした。
堺人は貴族だ。国の命令には聞かなければならないし、グリムズを助けたりなんてしたら国から追放もありえる。
「分からない……」
堺人は下を向いたまま、横に首をふった。
「まっ、そう言うと思ったが……まだ先のことだけど考えたほうがいいぞ……守るか、見捨てるか」
カインは低い声で言った。それに頷く堺人。
柳はそんな2人を静かに見ていたがさすがにこの空気のままとはいかず声をかけた。
「そろそろこの話はやめないか?女子が帰ってきたらどうする……まだ時間はあるんだから。」
柳は パン と1回手を叩いた。
その後はいつもの堺人とカインに戻った。
燐たちが帰ってきたがどうやら気づかれていないとカインはほっとした。
だが…燐は堺人の 堺人は燐の
いつもと違うことに気づいた。



