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「どうだった?」
『周師匠の通信機をもらった。それだけだったよ~』
燐は1人自分の部屋にこもってアーミャと話していた。
燐の前には1頭の蝶がいた。
アーミャの蝶であり、会話もできる。
「そっか……大切にしないとね。」
燐は微笑むがそれは誰も見ていない。
誰も知らない表情だ。
だがいつも一緒にいたアーミャは燐の声音だけで、表情が浮かび上がってくる。
『うん!!!もちろんだよー!……師匠の最後のmessageだからね。』
アーミャの声からして、周の通信機を握りしめてるだろう。
『さーてと。そろそろそっちに着くから~』
「了解。カインが心配してるよ。」
それだけを言って、アーミャの返事も待たずに蝶を空に放った。
その蝶は円形の粒子となって消えた。
「燐?いるか?」
タイミングよく堺人が部屋の前に来ていた。
「うん……どうしたの?」
燐は窓をしめて、ドアを開けた。
「今から練習しようと思って、燐も行く?」
堺人意外誰もいないため、カインたちは関係ないらしい。
(つまり、堺人だけか……)
と思考の中で思いながら燐は コクッ と頷いて、運動ようの服に着替えた。



