燐と男が戦っている間、アーミャは違う男と剣と剣の戦いだ。
中衛、後衛の4人は動いていない。
「なめられたものだね~」
アーミャは クスッ と笑い、剣を軽々よける。
アーミャはよけるたびに男の手や足に剣で傷をつけていくものだから、挑発しているようで男も怒りが限界になった。
「この、クソガキが!! ダークスレイブ」
男は中級の契約武器をだす。大剣で刃は鋭い。
「顕現せよ、大蛇の姿をせし、
清き水の霊よ、 蛟 (みずち)」
アーミャが召喚したのは神級の契約武器。
海原色の槍で下から上に向かって蛇が天へ昇るように巻かれていた。
『おーっとー!アーミャ・ルグアス選手神級の契約武器を召喚した!!!!!!他にも持っていたんですねー……驚きです!』
蛟を見た由瀾はすかさず実況を観客に伝える。
正直、燐や扇、夕凪以外は驚くだろう。
「蛟流 水蓮覇 (みずちりゅう すいれんは)」
アーミャは槍を大きく弧を描くように振るう。
すると、水が槍から現れ(るように見える)普通の魔法と同じように津波になって男を襲う。
「ナイスタイミング。」
棒読みで言ったのは燐であった。
避けようとした男だが、背中に誰かがぶつかってきた。
それは、燐の相手をしていた男であった。
燐はアーミャが魔法を使うのをずっと待っていたのだ。
「くそっ!」
それだけを言って男2人は戦闘不能。
「アーミャ遅い。」
見事な連携だったと周りは思うだろうが燐とアーミャにとってはタイムロスが多かったのだ。
「ごめん、ごめん。久しぶりにすると…ね!」
アーミャはアハハと苦笑いを浮かべながら頭をかく。
『お2人さん、前、前!! 』
カインが通信機から声が聞こえてくる。
2人が言い合っている間に中衛、後衛の4人が一気に向かってきていたのだ。
. . . . .
だが、2人はそんなことはもう分かっており、
口喧嘩しながら燐は避け、アーミャは下半身が蝶へと変わる。
「あの2人は何してるんだ…」
燐とアーミャを見て、堺人はそんなことを思い戸惑った。



