「んーーーー」
アーミャはものすごく考えていた。
今日はEランクvsDランクの試合しかないため燐たちE-017小隊の試合は終わった。
「どうしたの」
燐は堺人たちには聞こえない音量でアーミャにきく。
.
「ねー、殺はどう思う?」
「どうって?」
アーミャが燐ではなく殺と呼ぶときはグリムズ関連のことだ。
考えているときから気づいていた燐は最初から音量を小さくしたのだ。
「荒川のこと。殺は感知タイプだから普通気づくよね?」
(それはごもっとも……でも)
燐はアーミャの話を聞いてそんなことを思った。
「蝶……あのとき私の状態はどうだった?」
あのとき……荒川を殺しに行ったときのことだ。
そのことを思い出したアーミャは はっ! とした。
「そうか……あのとき……だからか。」
アーミャが納得したのを見て燐は頷く。
すっきりしたようでアーミャは考えることはやめた。
「まーでも、また殺すことには変わりないけどね。」
アーミャは薄ら笑いを浮かべながら、とてもとても低い声で言った。
(こういうときのアーミャは背筋にくる。)
そうなことを思いながら燐は クスッ と笑った。



