『さー始まりました小隊ランキング戦!!!!今回は学院内代表選でもあり、上位3チームは全国代表選の都市代表選に出場することができます。』
珠南はいつもと同じ元気な声で実況を始める。
『今日はEランクvsDランクの試合です!……なんと今回は観客がいつもより多いですねー』
珠南が放送している間に燐たちはフィールドに入る出入り口にいた。
「油断はせずに落ち着いていこう。」
この小隊の隊長である堺人が燐たちに語る。
小隊ランキング戦では1番最初であり、楓と柳、カインは緊張した面影だが燐とアーミャはいたって普通。
「これくらいは緊張しないやー。」
アーミャは伸びをしながら言う。燐とアーミャは前衛なので敵を引き付けなければならない。
「燐ー久しぶりに あれ やらない?」
笑いかけるアーミャを見て燐はあからさまに嫌な顔をしている。
それは堺人や紅葉でも読み取れるくらいだ。
「えーめんどくさー」
棒読みになっている燐にムゥとするアーミャ
. . . . . .
「いいじゃーん。そろそろ出るだろうし。」
堺人やカインたちにはよくわからない会話を聞いていた。
燐も納得したようで
「……んー……わかったよ。」
渋々OKした。
「やったね!」
と、会話が終わったのだがそこでフィールドへと続く出入り口が開いたので会話のことについて聞くことができなかった。
だが、勝つためというのは分かっていたので信じることにした。
『では、小隊ランキング戦 1回戦を開始します。
Eランクからは学院内代表選 個人では出場した部門は全て優勝したあの6人で結成された小隊……E-017小隊!!!!!!』
「うぉぉおおおお!!!!!!」
燐たちは学院内では有名人になっているため歓声がとても下のランクで起こるものではない。
「うわぁー。すごいね。Eランクってこんなに盛り上がるもんなの?」
アーミャが回りを見ながら驚く。
「個人のほうで目立ったからではないですか?」
紅葉の言葉は最もだった。個人で目立ちすぎたのだ。
(うわぁー。師匠に怒られそう。)
アーミャはまずいなと思っている。
グリムズの者は目立ってはならない。
これが一瞬で破られた。
『対するはDランクでは最強のD-225小隊!!!!
Cランクへの昇格が来るだろうと噂されている小隊です!!』
高等部の5人は1年生、中等部の3人のうち2
人が3年生、1人が2年生となっている。
そして全員女である。
『それでは試合開始です!』
いよいよ、小隊での試合が始まった。



