才華龍学院 Ⅰ


「やっぱり悔しいよな。ランクであんなことが起こるなんて。」

堺人はAランクの男たちを思い出しながら呟く。

「仕方ないよ。こう言うのはどこでも起きることだよ。」

例えば、貴族と平民と孤児、年齢、階級、とたくさんあるものだ。

「それで明日からだよね?」

堺人に確認を求める燐。それに堺人は頷く。

「ああ。相手はDランクのなかだったら1番強いって言われてる小隊だよ。」

D-225小隊はそろそろCランク昇格になるだろうと噂されており、才華龍独立大隊に所属している 高等部5人 中等部3人、計8人の小隊。

まず、E ランク小隊が勝てるとは思われていないだろう。

「私たちは強いけど、油断もできないよ。」

燐の言葉に堺人も深く頷く。

明日の小隊ランキング戦はEランク VS Dランクの試合なので、観客も少ない。
ランクが上がるにつれて観客が多くなるのは当たり前。

「明日がんばるぞ!」
「うん!」

堺人と燐は気合いをいれるのだった。

明日の観客は今まで以上に来るのを知らずに。