午後は小隊の訓練がある。

各小隊に部屋が割り当てられている。
ランクが上がるほど部屋は広く充実したものになっていく。

「とりあえず、横の戦闘は良いんだけど縦だと全然ダメ。
だから、今日は2つのチームに別れて縦を強くしようと思うんだけど。」

そこで堺人は6枚の細長い紙を2枚ずつにして、前衛の燐とアーミャ、中衛の紅葉、後衛のカインと柳の順に紙を1枚ひいてもらう。

「紙にそれぞれ1番、2番のどっちかが書かれている。」

それぞれ紙を見て、1番、2番にわかれる。

1番は、燐、カイン、紅葉

2番は、アーミャ、堺人、柳

となった。

「見事にバラバラになったなー」

カインは番号を見ながら苦笑いをする。

燐と堺人、アーミャとカインのペアも別れてしまっている。

「それじゃあ、これで今日は対抗戦な。」

燐たちは部屋を出てグランドに向かった。