「……め。……あ……。……や……。……め。……殺!」
誰かに呼ばれて はっ! と眠りからさめ起き上がる。
「……鈍くなった?」
燐の目にはいったのはかつての仲間と言うべきか、グリムズの子供である 陰 だった。
「……ごめん。そうかも、戦闘という戦闘はしてないし野宿もないから……」
燐の言葉に陰は あー と納得する。
グリムズのときはよく情報収集を手伝っていた。
「久しぶり。陰」
「…久しぶり……何年ぶりかな。」
「4年ぶりだよ。そんなにたってないけど」
燐と陰は拳を合わせる。
「……暗殺処理班が抜けて……大変なんだけど。」
陰はムゥと顔を膨らませる。
暗殺処理班とは前に言った
情報をたよりに標的を倒す暗殺する班の名だ。
燐たちの班は暗殺処理班ほか、
情報収集をする班
……情報収集班
暗殺のために居場所や情報を言う班
……通信伝達班
これらが数人集まって1つの実行班ができる。
燐の実行班は情報収集班が2人、通信伝達班が2人、暗殺処理班が2人と調度同じ人数であった。
燐とアーミャは暗殺処理班に所属していたため実行班は暗殺処理がポッカリと空いてしまったのだ。
「今は他の人とか入ってないの?」
暗殺処理班は危険が大きく死ぬ確率が高い。
そのため、実行班で人が欠けてしまうと追加されるのだ。
「……入ってない。……入れると思う?」
「思わない。勇気がいるだろうね。じゃあ一人二役?」
「……うん。……たまに扇姐さんと凪姐さんが来てくれるから。」
陰の言葉に燐は申し訳なさそうな顔になる。
. . . . .
燐とアーミャがグリムズを抜けた本当の理由を知っているのは陰、陽、楓、薬、扇、凪、周、そして後1人だけだ。
この8人と燐、アーミャを合わせて部隊がつくられている。
それが扇部隊。暗殺処理班など各班に所属していながら、常に前線で戦う 特殊部隊 であり不滅の部隊だ。
そんな実行班や部隊に入りたいと言うものは少なく、入ってもすぐに心が折れて実行班や部隊から去っていくのが普通になっている。



