「……そこか……」
シュバッ
急に燐は何もない空間を切ったと思いきや、制服の一部らしき布がヒラリと姿を表した。
(うぇ!なんでや!なんで分かったんや!?)
蜘夜は意味が分からずあたふたする。
だが、その姿は誰も見えていない。勿論燐もだ。
だが、燐は次々と蜘夜のいる場所を当てて攻撃をしていく。
「とどめ。可憐 空可鏡(くうかきょう) 」
燐はピンク色の魔方陣めがけて槍で一閃。
すると蜘夜の姿が見えたと思えば倒れてしまった。
空可鏡……空間を切りそれを鏡に映る蜘夜にダメージを与える魔法。可憐のもつ能力の1つだ。
『冬枯 蜘夜選手、戦闘不能により、鈴鐘 燐選手の勝ち!!!
よって、ポールウェポン部門の勝者は鈴鐘 燐選手です!!!』
「うおおおおぉぉぉぉ」
歓声が上がるなか、燐は双可を戻すと瞳はもとの色に戻った。
そして、静かに会場を後にした。
『これで、学院内代表選 個人競技が全て終わりました。
来週からは小隊ランキング選となります。』
珠南の放送が終わると会場にいた生徒たちは次々と寮へ戻っていく。



