「燐の師匠は何人いるんだ?」

アーミャたちは、自分の部屋に帰っていき今は燐と堺人だけだ。

「2人。」
「そうなんだ。」

呆気ない会話になった。

「明日学校かー」

燐は話を変えてソファーにもたれかかる。

「めんどい?」
「うん。めんどい。休みたい」

堺人の質問に即答する燐はため息をつく。
堺人もそれを見て笑う。

「なー……燐のグリムズにいたときの話は聞けないか?」
「無理……じゃない……かもしれない。」

後々付け足される言葉に堺人はガクッとなる。

すると燐は自分の額と堺人の額をあわせた。

「えっ燐?」

戸惑う堺人に 動かないで と言われた。

「我が記憶を同士へ 回想伝達」

すると、堺人の頭のなかに何かが流れ込んだ。