「いい知らせからお願いします。」
燐は答えた。燐もアーミャも真剣な顔をしている。
「OK。ハーメルンの隠れ場所を3つ見つけた。」
「本当ですか!」
アーミャが驚きの声をあげる。
「うん。光国、クーイ国、アルバス帝国この3つにあった。」
「なるほど…悪いほうは?」
燐が納得するともう1つの悪い知らせをきく。
「悪い知らせは…フィルウェン王国が滅んだ。王都一面が焼け野はらだよ。」
「フィルウェン王国が?…ちょっ…ちよっと待ってください!」
アーミャが目を見開く。
いつもの笑顔とは一転し、慌てているような
アーミャらしくない顔をしていた。
「フィルウェン王国担当の…周(あまね)…師匠は…大丈夫…ですよね。」
アーミャの師匠は目の前にいる扇と、周という扇と同級生の女の人だ。
「……残念だけど……遺体で見つかった。」
「そんな………」
アーミャの目からは涙がこぼれる。
周とアーミャは仲がよかった。それだけ、別れはつらい。
「なに泣かせてんだ!」
そこで、カインが入ってきた。教室の窓は透明なのでこちらの様子がまるわかりだ。
「こっちの話。…アーミャをよろしくね。」
「…はい。」
扇は燐に言って教室を出ていった。
「周…師匠…うぅ…」
アーミャの涙は止まらなくなり、とうとう崩れてしまった。
「アーミャ…」
それを燐が支える。
いつ殺されるか死ぬかは分からない。
何が起こるのかも分からない。
それがグリムズだ。



