魔法にも、契約武器と同じように
下級、中級、上級、最上級、神級がある。
「あっ!氷が!」
雪氷がつくった上級魔法…雨氷と霧氷は紅葉の熱風暑焼であっけなく蒸発して消える。
「春風睡眠(しゅんふうすいみん)」
今度の風は雪氷の周りをグルグル回っている。
「な…に…これ…」
すると雪氷は倒れた。
気絶というよりは眠っていると言ったほうがいいだろう。爆睡である。
春風睡眠は眠気を誘う風で、眠たくなる温度になっている。
『雪氷選手戦闘不能により、秋染 紅葉選手の勝ち!』
そして、第3ブロックの1位になった。
~・~・~・~
『サスガ紅葉ジャノウ。モウ神級ノ風ヲ使エルノカ。』
「うわっ!いつの間に…」
天羽々斬りがいきなり現れるものだからカインは声を上げてしまった。
天羽々斬りの髪型はツインテールではなかった。
普通に髪をおろしていた。
『ソンナニ驚カンデモイイデハナイカ。失礼ジャノウ。』
天羽々斬りはカインを睨むがまた、前を向く。
「最近、よく出てくるよね。」
燐は後ろにいる天羽々斬りに言う。
『ソウカノウ?マー紅葉モイルシノウ。アッ!ソウソウ!アノ子達ヲ見カケタゾ?』
あの子達とは陰たちのことである。
「知ってる。もう帰ったと思うけど。」
「やっぱり、来てたんだー」
燐とアーミャは分かっていたが、堺人たちは誰なのか分からない。
『ニシテモ似トルノウ楓ト』
「あーちゃん!!!!」
天羽々斬りの言うことにアーミャは声をあげた。
「それ言っちゃダメ」
アーミャは少し低い声で天羽々斬りを睨む。
『……スマヌ悪カッタ。』
天羽々斬りは冷や汗をかきながらアーミャに謝る。
しかし、堺人たちは勿論なんのことやら分からない。



