才華龍学院 Ⅰ


「サンダーインパルス!」

ハンは開始の合図ですぐさま魔法を放つ。

「……サンダーインパルス」

柳もハンと全く同じ魔法を使った。

そして、それはフィールドの中央で落雷が横になった形でぶつかる。
そして、ハンが放ったサンダーインパルスは消えた。
柳のも消えたと思いきや

       バリ バリ

柳のサンダーインパルスはハンのところまで威力も変わらず来た。

「二重シールド」

サンダーインパルスは落雷のようなスピードで襲う。
それでもハンは冷静にシールドを発動。

「これは使いにくいな。」

二重シールドに当たった瞬間サンダーインパルスは消えた。

柳は手をグーパーしながら言った。

「なんで!サンダーボール!」

先程の魔法よりも威力は小さいが数が違う。違いすぎる。雷を帯びていてボールのように丸い。
その数は数十数百とある。

「…この人、雷属性か……

  ブロックボール、水蓮覇(すいれんは)」

ブロックボールは雷を土に変えたようなもの。
水蓮覇は津波のようなもの。
 
ハンのサンダーボールの半分がブロックボールに、もう半分は水蓮覇にぶつかる。

土属性は雷属性と相性はいいが、
水属性は雷属性と相性が悪い。

「ハハ、なに考えてんだよ水属性は相性悪いぜ?」
「それぐらい知っています。」

ブロックボールはサンダーボールを相殺した。
水蓮覇はというと、

「なっ!吸い込んだ?」

水蓮覇がぶつかった瞬間サンダーボールは吸い込まれるように水の中に入った。

「水蓮覇の中に砂鉄の塊があるので。」

だが、砂鉄はほんの少しで、水が電気を帯びているのだ。

これができるのは柳だからこそだ。
普通は雷属性が圧倒的に水蓮覇を破るだろう。

「隙をつくりすぎです。ブロックボール」

動揺していたハンを見逃さず魔法を放つ。
ハンは普通にあたり戦闘不能。

『試合終了。ハン・ウェン選手戦闘不能により、八夜 柳選手の勝ち!』

その後も柳はなんなく進み、代表に選ばれた。