「さっきの魔法はなんだったんだ?」
カインは驚きを隠せなかった。
堺人のさっきの魔法を見たのは初めてだ。
それは、アーミャ、カイン、紅葉、柳も同じだ。
「んー…魔法と言うかあの矢は全て魔力でできてるんだ。」
「えっ!!まじか!」
「あの量の矢ですよ。」
「そもそも、そんなことが?」
カインと紅葉は驚きを隠せず声に出し、アーミャはその作りに疑問を抱いていた。
「だが、魔法陣があったが?」
柳はあの時見た水色の魔法陣を思い出す。
「あれは魔力の矢を一時的に封じるためのもので…」
「上に放った矢はその魔法陣そのもの。でしょ?」
「ああ。そう!」
堺人が慌てていたところを燐は助けた。
おかげで堺人はあきらかに 助かった といった顔をしていた。
「だが、普通は魔力をそのまま使うのは難しいんじょないのか?」
カインは疑問を口にする。
「だから、私も使えないっていったんだけど…」
「あっ…そうだった。」
試合が始まる前に言っていた燐の言葉を思い出した。
「そうなのか?」
堺人は今知った。
堺人は燐ならできるだろう と思っていたからだ。
「できないよ。
普通は魔力を元にそれを変化させたのが魔法で、堺人は魔力だけを使ってる。
魔力そのものを操るには
魔力の制御に極度の集中力。
これは魔法を行使するときより上。
それに加えて
魔力を1つにする+それを多数
それを封じるための魔法陣
さらにそれを矢にする。
これを戦いながらとか絶対無理。
私は魔力を放出したり、壁や水の上を歩くぐらいしかできない。」
燐は疲れきった顔をしていた。
これだけしゃべればそうなる。



