才華龍学院 Ⅰ


「さっきの魔法はなんだったんだ?」

カインは驚きを隠せなかった。

堺人のさっきの魔法を見たのは初めてだ。

それは、アーミャ、カイン、紅葉、柳も同じだ。

「んー…魔法と言うかあの矢は全て魔力でできてるんだ。」

「えっ!!まじか!」
「あの量の矢ですよ。」
「そもそも、そんなことが?」

カインと紅葉は驚きを隠せず声に出し、アーミャはその作りに疑問を抱いていた。

「だが、魔法陣があったが?」

柳はあの時見た水色の魔法陣を思い出す。

「あれは魔力の矢を一時的に封じるためのもので…」
「上に放った矢はその魔法陣そのもの。でしょ?」
「ああ。そう!」

堺人が慌てていたところを燐は助けた。
おかげで堺人はあきらかに 助かった といった顔をしていた。

「だが、普通は魔力をそのまま使うのは難しいんじょないのか?」

カインは疑問を口にする。

「だから、私も使えないっていったんだけど…」
「あっ…そうだった。」

試合が始まる前に言っていた燐の言葉を思い出した。

「そうなのか?」

堺人は今知った。 
堺人は燐ならできるだろう と思っていたからだ。

「できないよ。
普通は魔力を元にそれを変化させたのが魔法で、堺人は魔力だけを使ってる。

魔力そのものを操るには
    魔力の制御に極度の集中力。
   これは魔法を行使するときより上。

それに加えて
    魔力を1つにする+それを多数
    それを封じるための魔法陣
    さらにそれを矢にする。

これを戦いながらとか絶対無理。

私は魔力を放出したり、壁や水の上を歩くぐらいしかできない。」

燐は疲れきった顔をしていた。

これだけしゃべればそうなる。