「だけど、やっぱり銃のほうが使いやすいのは変わらないぞ?」

柳は銃と弓のことを考えても銃は弓より劣ることには変わらない と結論が出た。

「確かにね、影国でも銃が使われるようには
なったよ。でもそれは秘術がつかえない人がおおかったけどね。」

「秘術?」

これについては燐以外には分からなかった。

「影国が弓を鍛練していたからこそ作られたっていうかな。これは私にも使えない。」

「うそ!燐が使えないの!」

燐のことばにアーミャは驚く。

「そもそも、私は刀の二刀流と槍なんだけど。」

燐はアーミャを横目で見ながら、私は万能ではない と言いたげだった。

「話がそれたが、その秘術が使える弓使いは銃より勝るってことか?」

「暗殺とかには向いてないけど広範囲や威力はね。」

付き合いの長いカインですら、その事は知らなかったようだ。

「堺人のを見たら分かるんじゃない?」

説明がめんどくさくなった燐は話から逃げてフィールドを見る。

アーミャたちも燐につられてフィールドを見た。

フィールドでは、丁度試合が終わり次の選手が入ってきた。