才華龍学院 Ⅰ


「契約の剣!…しかも上級の…」

堺人は里奈のグラディウスを見た瞬間驚いた。

「何を驚いておるのじゃ?才華龍学院には契約武器を持つものはたくさんおるわ。
現に零堂 神無月のグラビティ ドミナシオンを使っておるしのう。」

そう。グラビティ ドミナシオンも契約武器の1つ。

重力の精霊(悪魔とも言われる)の力…重力を自由自在に操れる魔方が4つの杖にわけて封じられた。そのため、自我をもっている、神級の契約武器だ。

「ですが…下級や中級が普通ですよ。」

堺人は風座真に反論する。
堺人がいったように契約武器といっても下級や中級が普通で上級ましてや神級となるとめずらしいのだ。

そして、グラディウスはめったに姿を現さない。それに上級といっても、使い方次第で神級にも勝るのだ。

「燐を信じているのだろう?何、この試合燐にとってはまだ楽勝じゃろうて。
それに契約武器の上位級を使うのなら、堺人もじゃろうが。」

風座真は言うと堺人は言葉を詰まらせた。

そして堺人は燐を見る。少しばかりの不安をもって。