「燐は何番目?」
「2番目。行ってすぐだよ。」
しばらく歩いて堺人は燐にきく。
「じゃ、2回戦は最初になるな。」
「そうなるね。」
燐は はぁー とため息をつく。
「最後の方がいいけど」
「相変わらずだな。」
堺人は苦笑する。
「堺人は?学院長に呼ばれたって言ってたけど。」
「ああ。朝『昼に会場で待つ』って言われたんだけど。内容はしらない。」
「ふーん。…………試合は…見る?」
堺人をチラ見しながら、燐は問うてみる。
「もちろん見るに決まってるだろ。」
堺人の表情は、パートナーの試合なのだから当たり前だ、と言うような感じだ。
その言葉に燐は安心する。
堺人が自分のことを見てくれている。
燐は堺人が気にしてるようだ。
(?、なぜ安心してるのだろう?)
自分の行動がよくわからない燐。
燐は自分が堺人を気にしていることに気づいてない。
「それで、勝つ自信は?」
堺人は燐の行動(安心していること)に気づかずまた、燐にきく。
「…ある。調子に乗ると余裕。」
燐は無表情からほんの少しだけ笑みをこぼす。
「さすがだな。じゃあ、試合を楽しみにしておきますかな。」
堺人と燐は会場のフィールドと2階の観客席の方向へわかれた。



