才華龍学院 Ⅰ


(……そろそろ時間)

       ガタ

「どうしたの?燐?」

アーミャは燐が急に立つのでびっくりした。

「剣術二刀流部門の予選が始まる。」
「あっそうかー正午からだったな。」

堺人は時計を見ながら言った。
そして、堺人も席を立った。

「で、堺人は何がある?」

カインは堺人を ジー っと見た。

「僕は学院長に呼ばれてるから行かないと。」

堺人の祖父である学院長に呼ばれるのは珍しい。

「珍しいな。堺人を呼ぶなんて」
「確かにな。」

カインは堺人をよく知っているので、大抵のことは分かる。

「会場にいるから、一緒に行かないか?」

堺人は燐に聞く。

「うん…いいけど」

そう言って歩き出す。

「俺達はあと少ししてから行くわ。」

カインがアーミャ、紅葉、柳を見て、堺人に言って合図した。

「分かったー。」

堺人もカインに合図を送って燐の横を歩く。

「2人とも分かりやす!」
「まったくだねー」

カインとアーミャは共にニヤっと笑う。