「あー固まっちゃった。」
「炎で燃やす?」
扇がみんなを見ているなか、燐は恐ろしいことを言った。そして、手のひらから炎が現れた。
「燐それはやめてくれ。」
堺人が燐の炎を氷にした。
「冗談。こうしたら動くと思って…」
実際、堺人以外も手が燐に伸びていた。
「びっくりするやんかー」
蜘夜はほっとしていた。
「扇さんや鈴鐘さん以外にも階級は上のほうでは?」
レインは夕凪やアーミャを見る。
「私は大佐です。」
「うちは燐と同じ少将です。」
やはり、階級は高い。
「と言っても、少将あたりのクラスは私たち以外に5人は10代。他は30代とか40代あたりだし。」
まれにめずらしいのだ。
「でも、高い階級の者は普通軽々と任務に出たりしないのではないでしょうか。」
紅葉はあれ?と思う。
「さっきもいったよ!うちや燐もいれて師匠の部隊は特殊だって。」
アーミャの言う通りそれだけで、特殊と言われると特殊だ。
「中将なのに任務に直接行くしほとんど本部にいないことから、最前線の中将 て言われてるしねー」
アーミャはクスクスと隠れながら笑う。
それを扇は凄い目でアーミャを睨んだ。
そのあとは、つまることなく楽しく雑談したのだった。