もう愛情を求めない

アパートが高級すぎることだ。

同じ高校生が住むアパートとしては、立派すぎる。


エントランスにはオートロック式の入り口が備えられている。



パスワードを入力しようとする彼に、私は動きを止める。


急に進めなくなった快くんは驚く。



「ここに…あなたは住んでるの?」


私の問いかけにまたもやニコリとされる。



「そうだよ。
でも……」


「いや!」