もう愛情を求めない

どれだけ理屈を並べるつもりなんだ、快君。

思いのまま行動していたあの頃とは違うんだね。


「私の見た目を言わないで!

別に好きでこうなったんじゃないんだから」



そう冷たく言うと、一旦ギュッと力を込めて皿に抱き締めた彼は、私を離してくれた。



「ごめんな、いつまでもここで話して。


帰ろう」


何も言わずに立ち上がる私。


快くんは今でも私を家まで送り届けようと考えている。